バッグのプリントタグはこんな感じで刷ってます

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新しいトートバッグのデザインの要であるところのプリントタグ。
Tシャツくんを利用したプリントものはこれまでもけっこうやってますけど、今回はちょっと新しいことをやってみました。

なにが新しいかといいますと、プリント枠の外側から寸法を測ってプリントの位置決めをできるようにしたのです。書いてみると大したことじゃないな。問題はTシャツくんでスクリーン版を作る際、どうしても版の位置が曖昧になってしまうこと。

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で。
スクリーン版用のデータをつくる時点でプリント枠のサイズを(例えば枠外からタグまで5cmとか分かりやすい感じに)決めて、枠線も一緒にデータ化して版をつくってみました。

版ができたらその枠線と同じ大きさのプリント枠をつくり、その枠と版の枠線をピッタリ合わせて貼る。したがいまして、この時点で枠の外からプリントタグまでの距離が明白なわけで、あとはちょっと計算すれば布に対してどこに枠が来ればいいのか分かりますので、簡単に位置決めができます。

枠はt12の合板をくり抜いてつくりました。で、枠にペーパーセメントを塗って貼ってみた。これも今回初めて。ペーパーセメントだけでもけっこうちゃんと貼れる感じがします。しかも貼ったり剥がしたりできるので、とても便利。張り具合も調整しながら、できるだけピンと、絵が歪まないくらい、という感じでやり直したりしながら貼ります。貼れたら動かないようにミニタッカーで固定しました。ついでに丁番をつけました。
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このミニタッカー、簡易に布を貼ったり、仮どめするときに使っています。
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で、やってみたんですが、とてもいいです。1回位置を決めたら、あとは布の位置墨をテープか何かで(作業台に)すれば、何枚でも同じ場所にプリントできます。

何枚でも、は言いすぎだな。

ようやく商品化できるバッグが完成しました。8号帆布を使ったマチの深いトートバッグ。なにより自分たちが使いたいバッグというのがテーマです。...

もっと簡単な方法発見(2017.02.09追記)

プリントの位置決め、もっと簡単な方法が分かりました。なぜ気づかなかったのか。

パソコンで、プリントする布サイズとプリント位置(柄そのまま)を書く

出力

丁番式に固定したスクリーン版の「柄」と出力した「柄」を合わせて紙を台に固定

固定した紙の印(布サイズ)に合わせて実際にプリントする布を置いてプリントする

丁番式で枠を上げ下げできないとダメですけど。それと、プリントしたい布が大きすぎると無理な場合もありそう。ただこの方法ならスクリーン版をつくるときはあまり気を使わなくていいですね。Tシャツくんの枠をそのまま使ってもいいんだな。ホント、なんで思いつかなかったのか。残念です。枠の外からの位置が分からなくてやりにくい!という過去の気持ちに引きずられてしまった結果です。サラ〜場。

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