「適当」について思い出す【2012-01-12】
どうでもいいことばかり書いてたら、突然ひどく真面目なことが書きたくなりました。真面目なことが書きたい。例えば何だろう。
ここ数年、「どうでもいいけどね」っていうのが、口癖のようになっていますが。あらためて真面目に考えてみると、世の中「どうでもいいこと」ばかりじゃないだろうか。もしかするとね。
口癖 で思い出す。
家具製作をはじめたばかりの頃、先輩によく言われていた言葉。
「テキトーにな」
テキトーに?言われてまぁ、はいそうしますへへへってな具合でしたが、仕事を憶えるにつれて、その意味が分かってきたのです。
普段使う「適当」って「おおざっぱ」みたいな(字と反対の)意味合いで使いますよね。考えてみるとすごく不思議なんですが。「いい加減」もそう。世代によって使われ方が違ったりするんでしょうかね、わかりませんが。
で、その先輩が言う「テキトー」は、「適当」という字そのままの意味だったんですね。
つまり、その仕事に必要な力を必要なだけ注げ、ということです。
細かいことにこだわりすぎず、それでいて力を抜くわけでもない。まさに、極意をホイホイ言ってくれていたわけです。なんてこった!
そういや「こだわる」という言葉は、本来いい意味で使われる言葉ではないと誰かが言っておりましたが、たしかにそうですね。
細かいことにこだわる、ってダメな感じだ。
細部に注意を払う、ぐらいがスマートかもしれません。
ただ、そんなことを考えはじめると、巷に溢れる「こだわり」「こだわりの◯◯」が気になって気になってしょうがない、てなことになるのでご注意ください。
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【保管時のコメント】
適当にやりますかねー