ftabuta_again

ミスター・ヴァーティゴを読む【2015-05-22】

ミスター・ヴァーティゴ (新潮文庫)

いい本でしたー。よかった。

訳がうまいからなのかとても読みやすくて、映画化された映像が想像できるような本でした。
でも映画化されてないようですね。映画化して欲しい気もするけど、きっと原作にはかなわないでしょう。

うれしいことも悲しいことも沢山ある人生のお話でした。まったく、人生ってやつは。

生意気なウォルト少年の口振りも好き。

「俺のプライベートな部分を中傷しないでほしいね。他人には取るに足らないように見えても、本人はいちおう誇りに思ってましてね」

とは下の世話をするミセス・ウィザースプーンへの言葉。

物語とはあまり関係ないけど、終盤に老ウォルト氏(ウォルト少年のその後)が言う

「俺たち人間は昔ほどタフじゃない」

という言葉になぜだか妙に納得しました。「人間」はやっぱり、随分変わったんじゃないかしらね。

 
 

過去のブログ記事の発掘と保管作業 “ftabuta-again”

【保管時のコメント】
2回目に読んだ時も感想を書きました。大好きな本になりました。

https://k5.kalafta.com/archives/2027

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください