
木製ハンガーを作ってみようの3【完成】
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こんにちは。上の記事のつづきです。
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仮組み・面取り・仕上げ
バーの接合部のカットが終わったので、試しに組んでみます。
少しサンドペーパーで擦って嵌め合いを調整しました。それと、仕上げる前にチギリとバーの切り口に墨を写して(移して)おきました。
ぐぐぐっと入るくらいの固さです。しかしバーの先端が開くようだと固すぎです。
アールと直線の接合なので厳密には付きません。写真みたいに隙間が開きます。組み立て時に少し締めるのでもう少し付くと思います。強度的にはチギリとの接着でほぼ大丈夫だと思うので、あとは隙間が開いたら何か埋めればいいやという感じです。ただ、先端が開くとみっともないのでそれを意識してカットの角度を調整します。
バーの上側に丸面を取ります。その後鉋やサンドペーパーで仕上げます。
接着後、出っ張っていたチギリをノコで切って、これからカーブの上側をきれいにします。
ベルトサンダーです。素敵な機械です。これできれいにします。大量に作るなら上側もルーターで成型すればいいと思いますが、仕上げと成型を同時にできるのがいいし、内アールと違って多少形が変わっても困らないので。
バーの下側部分以外は全てこの時点で仕上げてしまいます。肩の当たる部分には大きめの面取りをしたり、表面もきれいにして全体に面取りをしたり、それらベルトサンダーでやってしまって、その後サンドペーパー#240で手磨きしたのが上の写真。
フックの取付け
ここで、フックを取付けてしまいます。
仕上げた面を傷つけないように養生して、5mmほどバイスに挟みます。
で、玄能で叩く。
できました。このフックの取付けがあるので工程に少し工夫が必要だったんです。なにか他の取付け方法があれば木工がすべて終わってから取付けしたいとこなんですが。
組立
組立はこの治具でクサビで締める形で圧締します。3年前の自分がそうしたので何も考えずにそうします。
もっと先端を締められるようにした方がいいような、しかしはみ出た糊の処理とかができないし…無理して導付きを付けてもしょうがないのでこれでいいかな。
タイトボンド3で接着しました。真冬は硬化不良を起こすのでタイトボンドは使えません。
最終仕上をして完成!
糊が乾いたら段差ができた部分を削ったり、チギリが差し込まれたバーの下側部分を仕上げたり、その他全体を仕上げます。
うん
このハンガーは無塗装で仕上がりになります。当初は何か塗ろうと思ってましたが、脳内革命が起こりまして「ああ無塗装でいいんだ」と思ったんです。
フックの下り止めにカインズで売っていたこの補修用ゴムを使います。パッキン用だと思いますがよくわかりません。これをはめて上手く行ったときは天才かと思いました。
これでフックが下に下りません。
今回新しい案として、テープを巻く、というのがあります。これはこれでいいかな。
完成です!
フック部分は針金で、曲げようと思えば曲がってしまう素材なので注意が必要ですが、ピカピカのメッキより感じはいいし、うちではまだ壊れてません(シャツやマフラーの展示利用のみ)。
というわけでお付き合いありがとうございました!

