モイスチャーファインダー ウマレックス 水分計を買って使ってみた

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ずーっと欲しいと思っていた水分計を買ったので、欲しいとは思うけどどうもなー、と逡巡されている御仁(木工利用)のために使ってみた感想を書きます。

まず私が買ったのは「モイスチャーファインダー ウマレックス 水分計」というやつです。選ぶ際に針で刺して計測するタイプは購入後の材料しか測れないので除外。値段と見た目を考えると選択肢はそれほどなかったです。

使用感はいいです。置くだけでピッと数値がでます。素材の厚みは30mm以上必要、と書いてある。上の写真は杉の野地板なのですが、3枚重ねて計測しています。

本体の気になる点は四角い9V電池を使うんですが電池を入れるところが、やや雑、というか、ちょっと入れにくい。線が少し伸びていて、カシっと端子を接続するタイプではなく、バネ状になった板がそのまま端子になっていて、ぐぐぐっと入れる感じです。あまり出し入れを繰り返すとどうかな?という感じ。

で、ここからが本題

木材の設定はソフトウッドとハードウッドの2種類あります。

試しにハードウッドに設定し、手持ちのホワイトオークを測ってみると、計測部によってバラつきますが10〜14%でした。だいたいこんなもんか、と思う。日本での気乾含水率は、平均で15%だそう。気乾状態とは(教科書を読んでいます)木材が乾燥してゆき、周囲の温度や湿度に応じた含水率になる、その状態のこと。気乾状態の含水率=気乾含水率。例え完全に乾燥した木材でも、空気中の水分を吸っていずれ気乾状態になるのだそう。

その他含水率についていろいろ読んでいたらクラクラしてきたので教科書はもうやめます。

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この写真と上の写真を見比べるとわかりますが、数値が違います。木の表面を見てもらうと、木目の詰まり具合が違う。より詰まっている方が数値が高くなります。これは、抵抗が多くなるからかしら?と想像する。おおよその基準値(ソフトウッド)から抵抗具合を差し引いて計測しているのかしら、と想像する。

※同時に買って同じように乾燥させた板です。乾燥状態が違う可能性もあるけど…

つまりー

同樹種でも材料ごとに、計測する部分によっても変わる。ソフトウッド(例えば)という大きな枠のなかで計測している、ということを理解しながら、それらを配慮して判断しろ、ということだ。あれ、数値が高いけど、ここは目が詰まっているし、節があるからだな、とかね。


それと、この水分計の数値が本当の含水率なのか、分かりませんよね。あ、説明書に書いてあったな。相対的に、と。いつも使う材料なら、これはいい感じに乾燥してたな、という材料の含水率を基準に、こっちはちょっと高めだ、とか、ああこれは調子いい、とか、比べることで判断しろ、ということですな。


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