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テレキャスネック×フルアコボディのギター作りに挑戦する6【表板と裏板のアーチ加工2】


もーお客さん来ないからしまっちゃうわよっ
やーやめてー
ていう写真です。
さて。
 

テレキャスネック×フルアコボディのギター作りに挑戦する【目次】
※各記事へ移動します。
1【設計】
2【型作りとサイドの曲げ加工】
3【ヒール/エンドブロックとライニングの接着】
4【表板と裏板の接ぎ合わせ】
5【表板と裏板のアーチ加工1】
6【表板と裏板のアーチ加工2】
7【fホールの加工】
8【ブレースの加工】
9【クランプ作りと表板の接着】
10【バインディング溝加工用トリマー治具作りと表板のトリミング】
11【ネックとボディの接合】
12【配線】
13【裏板の接着その他】
14【バインディング加工】
15【塗装】
16【ネックの組み立てとブリッジ作り】
17【パーツ類の取り付けとピックガード作り】
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Contents

ボール盤でズボズボ穴を開ける


前回削った表面を基準に、裏側も成形していきます。

下から出ているダボの先端と、降ろしたボール盤のキリの先端との間が、作りたい板厚+αになるようにセット。
ダボ先に板の表面を当てて、ズボズボと穴を開けてゆけば、表面を基準とした一定の厚みの板(の元)ができるというわけです。

この方法は外国の御仁がyoutubeでやっていたのを真似したんですが、その動画を見た時「おーなるほどね」とは思ったけど、実際にやろうとは思わなかったな。「うーん、無理かな」と思った。さて
 


開けてく。これはね、一見すごく呑気で楽しい?作業っぽいけども、そうではないですな。できるだけ細かく開けたいんですが、隣の穴に近すぎるとキリが持ってかれます(無駄撃ち)。その、うまい所を狙って穴を開けてきます。一枚45分くらいかかったでしょうか。あれ?思うより大変だぞ!という思いが頭を巡り続けます。
 


終わったー!

鉋とスクレーパーでガリガリ削る


さーこっからは気合です。はじめは丸ノミでトントン。次に唯一所有の反り台鉋を投入。四方反りじゃないんですけど、カーブがゆるいので途中までイケるはず。この反り台鉋も10年以上ぶりです。懐かしい。元気だったかい!?(意外と元気だった)
 


なんとこの写真の状態まで半日以上かかってます(-_-;)この作業を説明するならば「腕を前方から力一杯手前に引く を延々と繰り返す」です。明日以降の体痛が心配です。
 


上の写真は↓こうゆう計測器の変わりです。これも前述の外国の御仁がやっていたの。上からノギスをどうにか吊るして固定。下には丸棒を立ててあります。ノギスの深さを測る棒と下に立てた丸棒の中心を合わせてあります。


 


丸棒の先(0地点)で目盛を、例えば100mmになるようにノギスの位置(高さ)を調整。ちなみに作業台の下でやっております。下の丸棒の先に板を当てて、ノギスの棒を下げます。94mmだったら厚み6mm、て感じで測ります。
 


ここが高い、とか印してまた削る。だいたい6.5mm厚くらいにしたと思います。表面を仕上げたらもう少し薄くなるかしら。それよりなにより体力の限界。気力もなくなり。本当はこだわるとこなんでしょうけど経験が無いもんだから、こだわりようがないっすね。
 


こんな感じです。鉋で削りはじめてからここまで1日かかりました。疲れたー

リカーブってなんだ?

その日の夜、リカーブというものの存在を知りました。あの「すーもこっ」というカーブの形には役割があるという。この情報はネットでギター製作を検索をすると必ずヒットする神的な方がおわしまして、その方(以降神)曰く、アーチトップのリカーブというのはスピーカーのダンパーのようなものだという。うーん?
 

その言葉を私なりに解釈したのが上の図です。間違っていても責任は取りません。

ちなみに昨日までは例の「すいーもこっ」てカーブじゃなくて、すーっと緩やかに消えてゆく稜線が美しいからこれでいいや、と思っていました。しかし役割があるとなると別だな。
 


というわけで、削っていくことにしました。スクレーパーです。
 


こんな感じかなー
 

一応終了。
暗い所で見るとこんな感じです。本体と接着してからもう少し深く削ろうと思います。

表板もがんばる


よし。次の日です。表板もがんばろう。ガリガリ削ります。
 


オークより大分楽なんですけどね、その前日のオークのおかげで朝から体がガチガチです。
 


裏板より細かくやってます。ハイ。
 


終わりましたー。結局表板もこの時点で6.5mm厚くらいです。ベース弦側をやや薄く、という神の言葉を少し意識しました。しっかしどんな音になるんでしょうね。楽しみだなー。ガッカリするかなーどうかなー。以上でーす

※レンズキャップはピントが合わないので置いてあります。

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